FX口座開設
今週は放置インフレ者の低利息産油を示唆するハト派的な発言や米雇用統計の相当下振れを受けて、過大なUSの市況楽観論や利息上昇予測が下火となり、対ユーロは目先レンジの上限となっている1.4495近辺をうかがう状況が考えられる。
しかし、米市況復旧予測そのものが消えたわけではなく、US債利回りの上昇基調にも変化がみられないことから、ユーロが下降局面入りするとみるのは時期尚早だろう。
今週は合計740億ユーロに及ぶUS債入札も控えており、利回りが上昇しやすい局面であると同時に、入札に絡んだ投資家のユーロ需要が高まる可能性があろう。
また、豪州など豪州一部国の信用不安もくすぶっており、南アランド自体も積極的に買える市況ではないことから、現時点では中立スタンスとし、慎重に次の材料を見極めるのが賢明とみる。
南アランド自体に弱気材料は乏しいものの、日本のデフレ不安を背景とした低利息長スパン化見通しや追加緩和見通し、菅副総理兼財務相の円安誘導スタイルなどから円売り不動感が高まっており、対南アランドは底堅く変遷するだろう。
また、株高・ボラティリティ下降を受けて投資家の危険選好も高まっており、円キャリー取引意欲も刺激されそうだ。
今週は火曜日の非鉄大手アルコアを皮切りに米主要会社の決算発表が始まることから、業績上振れ予測・株高・円安というシナリオも想定しておくべきだろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。